エロひな！　　

さっきまでの熱い空気がウソのように。
ベットがあるVIPルームで
突然ふたりっきりになった。
いつの間に、
他のカップルさんはいなくなったのかしら？
ラウンジではコスプレカラオケ（苦笑）が始まっていた。
煙草が吸いたかったので吸える席に移動。
（VIPルームでは吸えないのだ）

ふぅぅぅ。やっぱちょっと緊張してたのね。
煙草がうまいわ（苦笑）
やっと落ち着いて先生といちゃいちゃできるかな。
【ひなたちゃん。】
はい、なんでしょう？先生？

【おくちをうがいしてきて。】

｡･ﾟﾟ･o(ｉДｉ)o･ﾟﾟ･｡
うぇぇん!ひどいっ！！

そりゃーぐっさんとはCHUしたり
もこみちの舐めたりしたさ。
だからって。。。早急すぎない？？
（心のつぶやき）
【おくちうがいしてきて。】
・・・はい。
あー・・なんかはっきり言われると凹むなぁ。。

（後にこの時のことを
”あれは辛かったわっ”
と訴えたら
大笑いしながら
”あれはしょうがないでしょー？
俺の気持ちも察してくださいよ”
と、笑い話になったので安心してね♪）

ちゃんとおくちもうがいしたしシャワーも浴びてきた。
ソファに座って1枚の毛布を先生と半分こ。
【大丈夫だった・・？】
ん、たぶん。
【あんなにいい声だったんだね。知らなかったよ。】
だっていつも近くで聞いてるじゃない？
【だっていつもは自分も一生懸命だから
声まで余裕ないよ。】
そーなんだ。。余裕ないんだ（ちょっと嬉）
他の人にいい声出したあたしを嫌いにならないの？
【なるわけないじゃん！！
それどころかみんなに言いふらしたいくらいだよ。
あの、いい声だしてる女は
俺の彼女なんですよ～、なんて。】
変なの・・・（でもちょっと嬉）

先生が座ったままのあたしと
向かい合わせになって
抱きかかえるように入ってくる。
【あぁ、やっぱりひなたちゃんの中は気持ちいいね。
あの人たち、味わえなくて残念だったね。】
だって3人なんてイキナリすぎるよ。
なんで3人もいたの？
【ん？俺が呼んだの。】
やっぱり。。。（怒）
【こんなにひなたちゃんと俺のSEXが
気持ちいのはなんでだと思う？】
好きだから。
【好き・・・？ん～・・・・（思案中）】
好きだからだよ。
【俺とひなたちゃんは心が繋がってるからSEXがいいんだよ。】
好きだから繋がってるんでしょう？違うの？
【心が繋がってるから気持ちいいんだよ。】

おかしい、おかしい、おかしい。
なんで【好き】って言ってくれないの？

【俺とひなたちゃんは心が繋がってるよね？】
先生がゆっくりと動きながらそう囁く。
途切れ途切れになりながらもあたしは答える。
うん、繋がってる。。。よ？

昔、先生とちょうど15夜のお月様を
海の上で見た事がある。
渡船で釣りに来て、船の迎えがくるまで
先生と寝転がって海のお月様を見てた。
先生は、空のお月様を。
あたしは、水面のお月様を。
その時はその月が15夜だとは知らずに
えらく明るい月だな～なんて思いながら眺めてた。
あの時、二人でいるのに一人みたいで寂しかった。
でも、あの時より今の方がきっと
二人で見れるだろうなぁ。
ちゃんと、二人で・・・・
そーいえば、お月見いつだっけ・・・？
あぁ、忘れないように言わなくちゃ。
先生、お月見しようね、って。
昔、海の上でお月見したこと覚えてる？って。

【俺は、この先、どんなことがあっても　
いつ、何があっても
ひなたちゃんと繋がってるからね。
変らないからね。】

あたしはこの時程　自分の先生への直感のするどさに
凹んだことはなかっただろう。

先生。この先にナニがあるの？
いつ、ナニかあるの・・・？

先生の動きが止まって、あたしの顔をじっと見た。

【俺。。。来年の4月に単身赴任することになると思う。】

頭の中のお月さんが音を立てずに弾けた。

【新工場を立ち上げるんだ。
まだ未定だけどたぶんそうなると思う。】
目の前が真っ暗になった。
【ん～・・・いい機会だと思うんだよね。
嫁とのギクシャクも毎日逢わなければ、
いい感じになれるかもしれないし・・・
お前との関係も見直せるいい機会かなって・・・
あ、もちろん週末には帰ってくるけど、
今までみたいには逢えないけど
でも、最近は月2回くらいだったでしょ？
お前の都合もあったし・・・
今度は月1回になっちゃうけど、お泊り確実だぞぅ♪】
固まったままのあたしを元気付けるように先生が笑う。

先生、それって今決まったことじゃないでしょう？
【うん。。一ヶ月くらい前から。そんな話が出てて。】

あぁ、そうだったんだ。

最近のあのつれなさはこのことを隠してたからだったんだ。
・・・・先生、あたしと別れたいの？
【まさか！！別れるつもりなんてないよ？
。。。それに、仕事の事だから、
お前と離れたくないから行かない！
ってわけにはいかないし・・・
ましてお前に相談してどうなるものでもないでしょう？】
うん、確かにそうだよね。
【大丈夫だから。心配するな。今までときっと変らないから。】
うん、そうだよね。

心の中でいっぱいいっぱい『大丈夫』って唱える。

【ソファじゃなくってあっちのベッドの方で
いちゃいちゃする？】
うん、そうしよう♪
あたしはせいいっぱいの笑顔で先生を促す。


あたしは、自分に自信がないから
先生がなんであたしのことを好きでいてくれるのか
よくわからない。
どうやったら繋ぎとめておけるのかよくわからない。
あたしは、自分の体を使って
先生を繋ぎとめておく方法しか知らない。


もっと。もっと。もっと。
汗だくになってる先生にもっとねだる。
もっとあたしのカラダに夢中になって。
ほら、気持ちいいでしょう？先生仕様のあたしだもの。
先生とぴったりでしょう？
あたしの声ももっと近くで聞いて。


あたしは、先生の前で泣いたことがない。
以前、先生に
『なんで嫁と結婚したの？』
って聞いたとき
【あいつだけ、他に女がいたとわかったときに泣いたから。】
って聞いたから。
同じ事したくなかったし
先生があたしを思い浮かべる時
哀しい顔のあたしではなく
笑顔のあたしを思い出してほしいから。


だから、あたし、我慢したの。
すっごく我慢したのよ。
先生は大丈夫だって言ってる。
しかも遠距離とも呼べない距離だよ？
新幹線なんてもってのほか、電車で3時間程度の場所よ？
我慢したの。ほんとだよ。

でも、繋がっている時にどんどん涙が出てきて
だめだぁ！と気が付かれない様に顔を手で覆ったら
おまけに嗚咽まで出てきちゃって。
そうなったらもう止まらなくて
とうとう子供みたいにわんわん声を上げて泣いてしまった。
先生の動きも止まった。

初めて先生の前で泣いてしまった。
・・・しかも子供泣き（赤面）

先生はそのままあたしが落ち着くまで
だまって見てた。
単にﾋﾞｯｸﾘしちゃって声が掛けられなかったのかなぁ。。




帰りの車の中で
先生が運転しているあたしのスカートをめくって
太ももの上に頭を乗せた。
なんでこんな時にいやらしい事すんだぁ！って思ったけど、
そのままあたしの太ももにほっぺをﾋﾟｯﾄﾘくっつけて
眼を閉じていた。

【俺が向こうに行ってる間、
ハプバーでひとりで遊んでもいいよ。
その時、俺に実況中継してね。】
さ～どうかなっ♪内緒で行っちゃうかもよ？
【ふふふっ。そこまでできるならたいしたもんだよ。】
でも、先生よりぐっさんの方がいい～
ってなったらどうするの？
【いや、俺はそれ以上に頑張るね。負けられないもん。】
変なの・・・
【女の人って、SEXが気持ちよかったら好きになるんだろ？
・・・だから俺はアノ人に負けるわけにはいかないの。】

先生はそれからあたしの太ももをてちてち手で軽く叩いて
【なんでここはこんなに柔らかいのかなぁ～・・・
柔らかくて気持ちいいなぁ～・・・】
と、小さな声で言った。

なんだ。似たもの同士じゃないか。
気持ちを繋ぎとめておく方法。
お互い、それしか知らないのか・・・（涙）



あぁ、交際11年目にして
遠距離恋愛（仮）とは・・・！
想像もしてなかったのだ。

でも、凹んでるばかりのあたしじゃないっす。
この後、ちゃんと（無理やり？）話して
今は普通に戻ったっす！

それはまた次回のお話で。
（ひっぱるな、ぉぃ） 　


↑大人のおもちゃ・コスプレ衣装・アダルトグッズ通販！ ひなた、モデルしちゃいました（はぁと）